月別アーカイブ: 2015年1月

こだわりって聞かれても・・・

書いていいのかわかんないけど、まあ、書いてみようと思います。

 先日、パンの店 むぎふくに大分からシティな情報紙の記者の兄ちゃんが2月号のパン特集の取材にやってきた。
 ここのところめんどくさいので、あらかた取材お断り、ということにしていたのですが、あんまり断りすぎて、いつか「マスコミ取材拒否の店」なんてことになったら、さらに面倒を呼ぶのではないか?と疑念が差して取材を受けた。
 こういう取材で聞かれるのはたいてい「パンについてこだわりがありますか?」だ。
 絶対聞かれる。この言葉。
 僕は心の中で「また聞きやがったな、この野郎め」と思った。さらには「他にないのか、お前らは」と思った。
 で、答える。
 「厳選した素材を使って、子どもたち、まあ、うちの子も含めてなんですが、安心安全なパンを作ることですかね」
 といった僕の前には
 (記事にしにくいんだよな)という顔のお兄ちゃんがいた。
 知ってます。わざと言ったんです。
 君たち情報誌が知りたいのは、例えばこうだろう?
 「北海道産の小麦粉を使って、フランス直輸入のバターで…」みたいなやつだろう。こういうのよく情報誌で読むものなぁ。
 でも、無い。パンの店 むぎふくにはそういうキャッチーなこだわり無い。本気で無いよ。
 粉は日清製粉だし、イーストはカネカだし、バターは四葉だし、とチョー普通の材料を使って、普通にパンを作っているだけです。
 こだわりって何?なんかあったっけ?ほんとにむつかしいなぁ、この質問。
 「やらない、という縛りでのこだわりならあるのだけど?」と僕は言ってみた。「それは

 1、お店にポエムは禁止(うま下手ふで字で書かれているあれ、みつおっぽい)
 2、材料にこだわらない(ここはちょっと言いたいが、また後日)
 3、うんちくを言わない(1とおんなじだけれど、うっとおしいでしょ)
 
 です。」

 (うわ、めんどくせー)という顔の記者のお兄ちゃん。
 その後、なんだか訳分からない雑談になって、取材は終わった。すいません。まあ、住所と電話番号さえ間違って掲載されていなけりゃそれでいいや。どんな記事になっているかは発売後のお楽しみにとっておくことにしよう。
 
 お兄ちゃんが帰ったあと、また取材があって聞かれるといけないので、「こだわり」について考えてみた。
 なんかないだろうか。キャッチーで聞いた人や記事を読んだ人、お店に来たお客さんが、「おおっ!」ってなるような必殺技、じゃなくて、決め言葉。
 なにかいいアイデアあれば、募集します。お礼はパンで。(ほんとです)

 ひとつこだわりが思い浮かびました。それを書いて、この話は終わります。

 僕はパンを作るとき、定型を大事にしています。
 分かりにくい?かな。
 例えば、フランスパンなら、クープ(切れ目のところ)が入っている、とか、クリームパンはグローブ型にするとか、クロワッサンはきちんと巻いて、層をピシッと出すとか。絵本に出てくるようなパンというか、誰が見てもパンの見た目と味への期待を裏切らないようにすることをすごく意識して仕事をしています。例外はありますけど。
 (なぜか、というのはまた今度覚えていたら、書く予定。)
 
 という、こだわりはあるんですけど、やっぱり記事とかには、しにくいのだろうなあと思います。
 
 
 

あけましておめでとうございます

パンの店 むぎふくは1月3日より営業します。

さて、今年はどんな年になるでしょうか?
吹けば飛ぶような小さいパン屋は、本当に吹き飛ばないようにしないといけないなぁと思っているところです。
世間様の風は台風前の突風並に吹いているようないないような。

さしあたって物価高。今年も輸入食料品はやばそうです。
社会保障費の削減。これも財布の紐をきつく締めそうです。
近場では、鳥インフルエンザ。早く終わりがみえますように。

山の中の小さいお店ですが、なんとか生き残ってゆきたいな、と私は思っています。
さらに、「今年はブログを更新しよう」と固い決意を酔った頭でしています。

では、皆さん今年もよろしくお願いします。